「お客様のご要望に応えられたときと、架設完了したときにはとても感動しました」

 私の職場である鉄構部設計課設計係では、新しい橋梁や既存の橋梁を補修・補強するための生産設計を主に行っています。安全安心が不可欠な、社会インフラである橋梁を造ることを日々考えている部署です。設計・製作・架設の一連の流れで、最後までお客様のニーズに応えながら業務を行っています。一人ひとりがエキスパートとして、自分の仕事に責任感を持って仕事に取り組んでいます。初めて担当したのは、私の地元である自治体の側道橋の設計を1年目の5月末から任されました。右も左も判らない状況での担当でしたが、通学路となる人道橋でしたので、張り切って挑みました。工事途中で何度か見に行きましたが、デザイン・景観に関するお客様のご要望に応えられたときと、架設完了したときにはとても感動しました。

 現在は、主に照査や生産設計を行っています。詳細設計された図面を基に、図面には表れない条件や課題を抽出して解決しています。課題としては、複雑な構造をどのようにして造るか、架橋位置に支障物がないかなど様々ですが、問題を解決した上で製作部門へ図面情報を渡すところまでを担っています。また、これまでは担当者として、上司にフォローして頂きながら自由に取り組めていましたが、経験も増え後輩の指導や他部門との調整など責任ある仕事を任せられるようになり、非常に難しさを感じています。また、名村造船所の鉄構(橋梁)部門の魅力は、安全・安心の社会インフラをより良いものにしよう!と部員一丸となって助け合いながら仕事ができるところです。設計部門では主に鋼橋工事の最初から最後まで携わることができ、一連の流れを自分で見ることができとてもやりがいのある職場です。

「人々のためになる仕事をしているのだなと初めて実感できました」

 やりがいを感じた案件として最も印象深いのは、橋長488mの新設橋梁の設計を担当し、設計・製作・架設において様々な課題を、ベテランの方々に助けていただきながら、一つずつ解決に取り組んでいき、無事に工事完了することが出来たことです。実際の架設の際に、自分の子供と見学に行く機会があったのですが、子供が大型クレーンや橋梁が繋がるさまを見て、とても喜ぶ姿を見たときは大変感銘を受けました。普段、直接ユーザーとなる一般の方の声を聞く機会はなかったので、大変な仕事でしたが、人々のためになる仕事をしているのだなと初めて実感できました。

 当社の社風は、何事もチャレンジ!という印象です。年齢に関係なく、若い人も担当を任され、先輩方のサポートを受けながら仕事をすることで、成長に繋がっていると思います。

「学ぶべき事はまだ多くある」

 大学・大学院では土木専攻で橋梁や土木材料について学んでいましたので、今の業務に携わる上での基礎知識として役に立っていますが、社会人になってからは学生の時に身に着けた基礎知識をベースに働きながら学んだと思います。また、PCを扱うスキル(ワード・エクセル)は今もとても役に立っています。他には、フットサルサークルの起ち上げから活動を行っていたので、そこで学んだリーダーシップ、チームワークは役に立っています。

 入社して10年を越えましたが、自分の中では、まだまだ入社2~3年目の感覚で、学ぶべき事はまだ多くあると痛感しています。今でも、仕事の中で「ああすればよかった、こうすればよかった」と思うことがたくさんあります。成長したとすれば、入社当時と比べて周囲の人が自分の意見を聞いてくれるようになり、対等な立場で話しができるようになったことです。分野ごとに、匠やベテランがいらっしゃるので、自分から教えてもらおうとする気持ちを忘れないようにしています。