工場レイアウト
名村造船所伊万里事業所は、約70万㎡の広大な敷地の中に、効率良く船が建造出来るように様々な設備がレイアウトされています。
特に第一船殻内業工場は、長さ500m、幅200mの広さ、22基の天井クレーンを備え、鋼板の切断からブロック製作までの設備が一直線に配置され、高い生産性を誇っています。
大組立
大組立ヤードでは、小組立で製作したパーツをさらに組み立てて、大きなブロックにします。
ブロックの大きさは、最大で約20m四方、350トンにもなります。
搬送
大組立後、完成したブロックは、特殊な搬送台車に載せて屋外へ搬送します。
この搬送台車は最大で1000トンの積載能力があります。
建造ドック
建造ドックは、長さ450m、幅70m、深さ11.5m。東西両方向にゲートを持ち、交互に船を建造して進水させる、「セミタンデム」と呼ばれる建造方式を採っています。
1本のドックを中央で仕切り、片方で1隻、もう片方で0.5隻の船を同時に建造します。完成した船は、ドックの両側に設けられたゲートから進水させ、これを交互に繰り返すことで、1隻ずつ建造するのに較べ、より早く、効率良く建造することが出来ます。