工場レイアウト

名村造船所伊万里事業所は、約70万㎡の広大な敷地の中に、効率良く船が建造出来るように様々な設備がレイアウトされています。
特に第一船殻内業工場は、長さ500m、幅200mの広さ、22基の天井クレーンを備え、鋼板の切断からブロック製作までの設備が一直線に配置され、高い生産性を誇っています。

造船のプロセス

※本動画は360度VR動画となっており、ブラウザ:Chrome最新バージョン、もしくはOS:Windows10以上での視聴を推奨します。ブラウザやOSのバージョンによっては正常に視聴できない場合がございます。

切断

切断ヤードでは、NC切断機と呼ばれる機械を使って、1隻あたり何万点にも及ぶ船の部品を鋼板から一つ一つ切り出していきます。

※本動画は360度VR動画となっており、ブラウザ:Chrome最新バージョン、もしくはOS:Windows10以上での視聴を推奨します。ブラウザやOSのバージョンによっては正常に視聴できない場合がございます。

小組立

小組立ヤードでは、切断された部材を使って、船を構成する小さなパーツを組み立てていきます。

大組立

大組立ヤードでは、小組立で製作したパーツをさらに組み立てて、大きなブロックにします。

ブロックの大きさは、最大で約20m四方、350トンにもなります。

搬送

大組立後、完成したブロックは、特殊な搬送台車に載せて屋外へ搬送します。

この搬送台車は最大で1000トンの積載能力があります。

※本動画は360度VR動画となっており、ブラウザ:Chrome最新バージョン、もしくはOS:Windows10以上での視聴を推奨します。ブラウザやOSのバージョンによっては正常に視聴できない場合がございます。

総組

総組では、複数のブロックを地上で繋げ、より大きなブロックにします。最も大きいものは、1300トン以上にもなります。

建造ドック

建造ドックは、長さ450m、幅70m、深さ11.5m。東西両方向にゲートを持ち、交互に船を建造して進水させる、「セミタンデム」と呼ばれる建造方式を採っています。

1本のドックを中央で仕切り、片方で1隻、もう片方で0.5隻の船を同時に建造します。完成した船は、ドックの両側に設けられたゲートから進水させ、これを交互に繰り返すことで、1隻ずつ建造するのに較べ、より早く、効率良く建造することが出来ます。