Q1.どんな職場で働いていますか?名村造船所はどんな会社ですか?

【職場】 船殻設計課は、基本設計部でつくった基本仕様を元に、軽くて壊れない船を目指し、船の構造を設計する部署です。 若い人が多く、風通しが良い職場で、学問的知識を身につけようとする向上心が高い人が多いと感じています。上司から若手まで、新しい試みをやっていこうとする風土があり、楽しく仕事をしています。

【全社】 100年の伝統ある企業である一方、新しいことにチャレンジする会社です。そうでなければ造船業界では生き残っていけないのかもしれません。同業の造船専業メーカーと比較しても、設計力・研究力ではトップクラスであると感じています。

Q2.学生の頃にやっていたことで、社会人になって活かせたことはありますか?

大学では造船を専攻していました。先輩からは、「大学の勉強は就職したら全然役に立たない」と聞いていましたが、船殻強度の計算では、大学で学んだ構造力学がそのまま活かせており、自分でも驚いています。大学時代はボランティアに熱中し、海外によく行きました。発展途上国への協力プロジェクトでは、小学校の塀や貯水タンクを作りました。そのとき感じたものづくりの達成感をもう一度味わいたいと思い、就職では造船業を志望しました。

Q3.現在、主にどんな仕事をしていますか?

現在は舵を中心に、船尾周りの設計をしています。その前はハッチコーミングを担当していました。 舵は非常に難しい部分で、船の性能にも大きな影響を及ぼします。舵の構造を一番簡単に強くする方法は太く大きくすることですが、そうすると船の速度に影響をおよぼすため、船の速度に影響が出ない範囲で強い構造をつくらなければならないという高いハードルを抱えています。 舵の設計は大変ですが、考える仕事は好きですので、やりがいを感じています。

Q4.初めて担当した仕事は何ですか?

アッパーデッキ(上甲板)上のデッキストアと呼ばれる部分を設計しましたが、設計というよりは、図面の書き方を覚えるための仕事と言った方が正解かもしれません。初めての仕事でしたが、細かいことが気になる性格なので、前の人の図面をそのまま使うのではなく、よりクオリティを上げようと奮闘しました。

Q5.入社して一番やりがいのあった仕事は何ですか?

私が仕事をしていて達成感を感じるのは、自分が納得できる設計が出来たときです。「納得できる」というのは主観的なものなので、説明が難しいのですが、「どれだけ考えてもこれ以上きれいに出来ない」とか「この形にしかならない」という感じだと思います。 この前まで担当していた仕事は、大変厳しい仕事でした。今までのやり方では、性能的・強度的に目標を達成することが出来ないことがわかっていましたので、一から船に関するルールを勉強しなおし、設計をしたのですが、こちらは納得いく仕事が出来たと思っています。

Q6.入社して自分が成長したと感じるところは?

何に対しても責任感が強くなったと感じます。入社当時、お客様から難しい要求を頂いた時には安易に無理だと思うこともありましたが、最近は何とかして応えたい、お客様に貢献したいと考えています。入社のときの抱負は、「一流のエンジニアになる」ことでした。今も常日頃、強くて軽くてつくりやすい、そういう理想の構造を設計したいと思っています。 私は物事の背景を考える人間で、後輩にも「理由を持って設計をするように」と指導をしています。今後は、周りに影響力を与えて、係内の雰囲気をもっとよくする、そういったエンジニアを目指していきたいと思います。