「『名村さんにやってもらって良かった』と言っていただける会社」

 佐賀市に構える佐賀営業所に勤務しています。上司の人柄が良いことから職場内のコミュニケーションが良く、少数精鋭ですが、だからこそ互いに切磋琢磨しながら日々の業務に取り組んでいます。

 会社名は「造船所」ですが、鉄構事業部は鋼橋製作・架設を通じてインフラ整備に携わり、地域に貢献しています。お客様のニーズに応え、仕事を請負い、完成後「名村さんにやってもらって良かった」と言っていただける会社を目指しています。

 初仕事では、佐賀県ご発注の大坪バイパス古賀インターチェンジ橋を担当しました。入札、契約、打合せ、検査等、完成まで全てが初めてでした。最初は橋のこともよく分からず大変でしたが、直接、架設現場に行って勉強し、上司の指導を受けながら無事に最後までやり遂げることができました。今では私の通勤路にもなっていることから、この工事がその地域に与えた影響力を実感しております。今は、九州管内の官公庁を中心に鋼製橋梁及び鉄構製品の営業を担当しています。お客様を訪問し、情報収集を行い、発注案件における入札に必要な書類の作成をはじめ、総合評価の分析、技術者の配置計画等を行います。落札した案件の契約書類の作成や契約後の打合せ、その他現場見学会の調整や実施、また工事を円滑に進めるための対応も行なっております。責任ある仕事が多いことから細心の注意を払っています。

 2018年11月に開催された六角川大橋の連結記念式典の取りまとめは、最もやりがいを感じた仕事のひとつです。佐賀県知事をはじめ、国会議員や県会議員の方々など約60名を来賓としてお招きし、橋中央の連結部のボルト締め等にご参加、六角川大橋の連結を盛大にお祝い頂きました。式典については、発注者である佐賀県と事前検討・協議し進めていたのですが、天候が安定せず、前日は土砂降りとなり色々な人から式典の成否を心配されましたが、当日は式典にふさわしい秋晴れとなり、橋上からは有明海を見渡せる素晴らしい景色の中、進行も滞りなく、来賓の方にとても喜んで頂ける式典となりました。また、地元のテレビや新聞でもニュースとして取り上げられるなど、当社の存在感を十分にお伝えすることができたと思います。

「主体的に物事を考え、動くことができるようになった」

 入社当時と比較すると、自分で物事の方向性を決めていかなければならないと感じ、今では主体的に物事を考え、動くことができるようになったことは、自分が成長したと感じる点です。例えば、学生さん向け現場見学会では、以前は先方から依頼があってから動いていましたが、それでは全てが受身となり、日程の調整等も先方任せになってしまいます。今ではこちらから直接学校に赴き、見学会の提案をしています。体験型をテーマに学生さんの思い出に残るよう新しいことを取り入れ工夫しています。

 六角川大橋橋名板取付記念として、橋名板を書いてくれた小学生と学校へ、実際に書いた文字をフレームに残し、記念写真と一緒にお渡ししたところとても喜んで頂きました。