「教えられたことを活かし不具合を解決できたときに一番やりがいを感じます」

 私が所属する部署は、製造本部の艤装部機装課(電装)スタッフになります。機関室や居住区の配線・機器の取り付け・結線がされた状態でそれらの機器類が異常ないことを確かめて正常に通電させることや、品質保証部の方と機器の性能を確かめるテストを行ったりします。もちろん、その機器を守る計装関係やそれらを監視するモニターを通電させ異常がないかを確認するのも電装スタッフの役目です。一隻の船のほとんどの電気類をみることになるので根気強く行っていく必要があります。私が所属する機装課は、運転スタッフと電装スタッフに分かれていますが、現場では船の引き渡しをするまでの工程がスムーズにいくように両スタッフが協力して進めていきます。ベテランのスタッフが多いこともあり、わからないことがあればいつでも質問できる環境だと思います。仕事中に上司からアドバイスを頂くこともあるので自身のスキル向上にも繋がると思います。

 また、当社の建造船は大型船の為、工程を進めていく中でどうしても不具合が生じてしまいます。原因としてはいくつか考えられますが、そうしたときにこの半年間で先輩や上司に教えられたことを活かし不具合を解決できたときに一番やりがいを感じます。

「わからないことがあればその場でメモ」

 配属されてからはそれぞれの部署で覚えることが多いと思いますので、それまでに造船業の知識を身に着けておくと仕事がスムーズにいくと思います。私の場合ですが、電装スタッフは現場・監督・船級協会・メーカーなど様々な方々との関りがありますので、質問された際に答えられるよう、わからないことがあればその場でメモを取り自身で調べるか周りに聞くようにしています。造船所に少しでも興味がある方、気になる部署がある方は是非一度、伊万里 名村造船所のインターンシップにお越しください!