Q1.どんな職場で働いていますか?名村造船所はどんな会社ですか?

【職場】営業部は新造船の受注営業をする部門で、営業一課はそのうち主に海外のお客様と取引を行っています。  部員は約10名で、船の契約を取るため、チームで活動しています。上司に相談しやすい、働きやすい環境だと思います。年に2回のゴルフコンペがあり、プライベートでも仲良くしています。

【全社】真面目な会社です。海外のお客様も積極的に開拓していますし、様々なタイプの船を造ることができるのは強みだと思います。お客様の要望にも柔軟に対応しており、例えば同業他社の中には外国人の監督を受け入れない造船所もあると聞きますが、当社ではそういったことはありません。

Q2.学生の頃にやっていたことで、社会人になって活かせたことはありますか?

一番活きているなと思っているのは、東京の佐賀県人会の寮で寮長をしていた経験です。月に1回会議を行い、新しいルールを作ったり、変えたり、それらを取りまとめていました。そういった経験が、今でも営業として、お客様と設計の間を取り持ち、フィードバックするのに活きていると思います。会社としてできることとできないことがありますが、いろいろな人の思いをできるだけ活かせるよう調整しています。  大学では法学部で法律を学んでいましたが、やはり勉強と実務には大きな違いがあるというのが実感です。

Q3.現在、主にどんな仕事をしていますか?

お客様を訪問し、見積もりを作成したり、契約書を作成したりします。訪問先は主に国内船主や、商社を通して紹介していただいた海外のお客様などです。年に数回は海外に出張する他、年1~2回長期遠征に出て、ヨーロッパ地域のお客様に一通り挨拶するといったことをしています。  私の場合1年目は海外に行きませんでしたが、2年目から徐々に出張の回数が増え、香港に2回、ドイツに1回、シンガポールに1回行きました。もちろん仕事なので、観光などはできませんが(笑)。一番印象に残っているのは香港で、街全体にエネルギッシュさを感じました。

Q4.初めて担当した仕事は何ですか?

(子会社である)函館どつくの船を担当し、船の引渡しまでの仕事をしました。具体的には、官庁への登記や、通関への書類の準備、お客様への式典・観光のアレンジなどです。国内のお客様だったのですが、先方の担当者も新入社員で初めてでしたので、お互いに試行錯誤しながら進めていきました。命名式の際、実際に函館に行って船が出て行くのを見たときは、非常に感動しました。  初めての仕事では、用意しなければいけない書類が直前で判明するなど、冷や汗をかくようなこともありましたが、周りの人に助けてもらいながら、なんとか終えることができました。その経験を通して、いろいろな人が船を作るのに係わっているのだと実感しました。

Q5.入社して一番やりがいのあった仕事は何ですか?

ギリシャのお客様を担当したときのこと、契約書を日本で調印することになっており、日付も決まっていたのですが、私が先方に連絡してもなかなか返事が返ってこず、やきもきしていたところ、やっと連絡がきたのが調印日の10日前でした。  非常にシビアな日程でしたが、そこから社内の関係部署に連絡し、お客様もその後協力的で、何とか間に合わせることができました。その10日間程は、ギリシャとは時差があるので、お客様にタイムリーに対応するため、毎日夜中まで残って仕事をしていました。お客様が日本にこられて、私に対して「時間がないのによく頑張ってくれたね」と仰って頂いたときは嬉しかったです。

Q6.入社して自分が成長したと感じるところは?

粘り強くなったと思いますし、動じなくなったと思います。国や文化が違うとなかなか日本人同士のようにはいきませんが、自分が一生懸命やっていれば、認めてくれるものです。仕事を通して、その人がどういう人か、どういう考えを持っているか、考えられるようになりました。  1年目と今を比較すると、大分違うと思います。1年目ですと、海外のお客様になかなか電話をかけきれませんでした。それは語学力とは別の問題で、やはり抵抗感が強かったのだと思います。今では、急ぎの案件などは、お客様に電話をかけ、根気強く訴えられるようになりました。  会社の中でも、同じお願いをするにしても、少しでも自分の考え方を理解してもらえるよう、話し方を考えるようになりました。単に正しいことを言えば良いというものではなく、背景を説明して納得してもらわなければ動いてくれないのだと実感しています。