「何もなかった場所に便利なものをつくる実感」

 私は、橋梁工事の施工管理を担当しています。具体的には、架けた橋が設計通りの位置、品質で架かっているかを管理します。また、決められた工期内で工事を完了できるよう各工種の工事期間の計画、作業員の配置、作業に必要な資機材の調達も管理しています。そして、労働災害を防ぎ、安全に工期を終えるための対策といった仕事を行っています。

 職場は、仕事をしている時と休憩をとる時のメリハリがはっきりしていて、とてもいい雰囲気だと思います。先輩は、質問をしたら丁寧に指導してくださり、仕事以外の話も楽しく話せるような方々です。

 竣工検査に合格し、無事に工事を完了できたときに、初めは何もなかった場所にここまで大規模で地域にとって便利になるものをつくることができたと実感したときは、嬉しく、またやりがいを感じます。

「まずは自分が模範になる」

 仕事をする上では、自分が怪我をしたり、労働災害を引き起こさないことを心掛けています。施工管理者として安全管理をする立場なので、まずは自分が模範になって、現場では当たり前にすること(保護具、安全帯の使用等)を当たり前にし、現場での安全指導に説得力を持たせることが大事だと思います。

 社会人になるとその業界での仕事しかしなくなるので、学生時代に色んな業界のアルバイトを経験してみたかったです。やはり人生経験が豊富な人間は話の引き出しが多くて、人付き合いの際にも役に立つと思います。

 学生の皆さん、就活は大変だと思いますが、学生でいられるのは今しかないので学生にしかできないことをやってください!