当社は2018年9月25日、伊万里事業所(佐賀県)で建造していた18万3千トン型ばら積み運搬船「CAPE OASIS」を引渡しいたしました。 本船は、CSR 規則を適用した18万3千トン型ばら積み運搬船シリーズ3船目となります。

特長

1

主要寸法はフランスのダンケルク港へ入港可能な最大サイズ“DUNKIRK MAX”を志向している。

2

当社独自開発の『Namura flow Control Fin (NCF)』および『舵付きフィン(Rudder Fin)』を装備し、推進性能を向上させ燃料消費量の低減を図っている。 更には最新型の高効率プロペラを採用し、燃料消費量の低減を図っている。

3

主機関および主発電機関には、IMO MARPOL Annex VIに適合した低NOx機関を採用しており、更に低硫黄燃料油対策を考慮したFOタンク配置やエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮した構成としている。

4

機関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を採用し、船内メンテナンス作業の低減を図っている。

5

港湾内の汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水およびホールド洗浄水の船外排出を適切に管理すべく、汚水等の貯蔵タンクを装備している。

6

バラスト水管理条約の発効に伴い、IMO承認に基づくバラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水を制御することで海洋環境の保護に努めている。

主要諸元

船名

CAPE OASIS

全長

291.99m

幅(型)

45.00m

夏期満載喫水(型)

18.20m

総トン数

93,452総トン

載貨重量

183,049重量トン

主機関

MAN B&W 6G70ME-C9.5 1基

定員

35 + 6 (Workers)名

船級

日本海事協会( NK )

船籍

パナマ

その他のバルクキャリアー建造実績