当社は1月24日、伊万里事業所(佐賀県)で建造していた三菱鉱石輸送株式会社パナマ子会社様向け、20万8千トン型ばら積み運搬船「SANTA ISABEL」を引渡しいたしました。
本船は、CSR 規則を適用した20万8千トン型ばら積み運搬船シリーズ2船目となります。

特長

1

主要寸法は豪州ニューキャッスル港へ入港可能な最大サイズ“NEWCASTLEMAX”を志向している。

2

省エネ船尾付加物の装備および風圧抵抗低減を図った居住区形状を採用し、推進性能を向上させ燃料消費量の低減を図っている。

3

主機関および主発電機関には、IMO MARPOL Annex VIに適合した低NOx機関を採用しており、更にエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮した構成としている。

4

機関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を採用し、船内メンテナンス作業の低減を図っている。

5

港湾内の汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水およびホールド洗浄水の船外排出を適切に管理すべく、汚水等の貯蔵タンクを装備している。

6

バラスト水管理条約の発効に伴い、IMO承認に基づくバラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水を制御することで海洋環境の保護に努めている。

7

2020年1月1日から一般海域で規制強化されたSOx排出規制に適合したSOx(硫黄酸化物)スクラバーを搭載し、大気汚染の防止に努めている。

主要諸元

船名

SANTA ISABEL

全長

299.97m

幅(型)

50.00m

夏期満載喫水(型)

18.30m

総トン数

109,872総トン

載貨重量

208,072重量トン

主機関

MAN B&W 6G70ME-C9.5 1基

定員

27名

船級

日本海事協会( NK )

船籍

パナマ

その他のバルクキャリアー建造実績