当社は2022年7月26日、伊万里事業所(佐賀県)にて建造しておりましたF.J.LINES INC.様向け、18万2千トン型ばら積み運搬船「FRONTIER JASMINE」を引渡しいたしました。本船は、H-CSR及びNOx排出3次規制適合の載貨重量18万2千トン型ばら積み運搬船の第5番船となります。

特長

1

主要寸法はフランスのダンケルク港へ入港可能な最大船型“DUNKIRK MAX”を志向している。

2

共通構造規則(CSR-BC&OT)を適用し船体構造強度の強化に努めると共に、バラストタンクの塗装性能基準(IMO PSPC-WBT規則)を適用しバラストタンクの腐食防止に努めることにより、船舶の安全性を高めている。

3

船型改良の他、当社独自開発の『Namura flow Control Fin(NCF)』および『フィン付き舵(Rudder Fin)』を装備し、更には最新型の高効率プロペラを採用することで推進性能の向上を図ると共に、電子制御式主機関の採用により燃費性能および経済性の向上を図っている。

4

主機関および主発電機関には、窒素酸化物(NOx)排出3次規制に適合した機種を採用し、更にはエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮した構成としている。

5

港湾内の汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水およびカーゴホールド洗浄水の船外排出を適切に管理すべく、汚水等の貯蔵タンクを装備している。

6

バラスト水管理条約に適合したバラスト水処理装置を搭載している。

7

シップリサイクル条約にて作成が要求される有害物質一覧表(インベントリ)に関する船級符号(IHM Inventory of Hazardous Materials)を取得している。

主要諸元

船名

FRONTIER JASMINE

全長

291.92m

幅(型)

45.00m

夏期満載喫水(型)

18.20m

総トン数

93,718総トン

載貨重量

182,130重量トン

主機関

MAN B&W 6G70ME-C9.5-EGRBP 1基

定員

23名

船級

日本海事協会( NK )

船籍

マーシャル諸島

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